認可対象物質とは
REACH規則の認可対象物質について説明しています、SVHCとして確定してから認可対象物質になるまでの流れも説明しています。

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REACH規則 認可対象物質とは

認可の目的

極めて高い懸念のある物質によるリスクが適切に管理され、経済的及び技術的に実用可能であれば、物質が適当な代替物質又は代替技術で代替されることを確保しながら、域内市場が良好に機能することを確実にすることにある。(REACH規則 第55条 環境省仮訳)

 

認可対象物質(附属書ⅩⅣ収載物質)の決定

SVHCとして特定されたものから、加盟国の専門家の意見や、生産量、リスク、代替物質や技術より認可対象物質を決定し、REACH規則附属書ⅩⅣに収載されます。

 

SVHC(高懸念物質)について

 

SVHCリスト

 

認可対象物質として決定されるとSunset Date(日没日、期限日) が設定されます。Sunset Date以降は、認可を受けないと上市できなくなります。Sunset Dateの18カ月前までに認可申請をすれば、少なくとも認可の決定までは継続上市ができます。

 

認可対象物質リスト

 

認可の適用除外(REACH規則第56条より)

以下の用途には適用が除外されます。

  • 研究開発の用途
  • 植物保護製品
  • 殺生物性製品
  • ガソリンおよびディーゼル燃料など自動車燃料
  • 可動式または固定式燃焼プラントにおける燃料
  • 化粧品における使用
  • 食品包装容器における使用
  • 調剤中のPBT、vPvB、内分泌かく乱性物質の濃度が0.1wt%未満

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